埋蔵金はあったんだ!

場所的な意味では首相の足下とかに。

<鳩山首相>5億円余記載漏れ 15銘柄28万株など

 鳩山由紀夫首相は10日、02年から08年の資産報告書と資産補充報告書を訂正した。上場株式15銘柄計28万1700株余(取得時の時価約2億7700万円相当)と、有価証券(公社債)計1億9000万円余、金銭信託7800万円余を、これまで保有した資産として衆議院に新たに届け出た。訂正総額は5億4500万円相当に上る。衆院予算委員会での野党の指摘や毎日新聞の取材に対して鳩山首相の事務所が調べたところ、資産報告書における新たな記載漏れが判明した。

 国会議員の資産公開法では、政治家が所有する不動産や株式、金銭信託、有価証券などは選挙の度に資産報告書に記し、所属する院に提出しなければならない。資産が増加した場合は年1回、補充報告書に増加分を記して提出する。資産が減った場合には報告の必要はない。

 鳩山首相の事務所が10日に行った訂正によると、新たに報告された資産は▽帝人10万株(訂正年は03年)▽東芝7万8000株(同02、08年)▽東急不動産3万7000株(同08年)▽商船三井2万1000株(同)▽JFEホールディングス5100株(訂正年は05年)▽ソニー5000株(同02年)▽トヨタ自動車3300株(同05年)などで、電機、通信、金融、商社など計15銘柄。

 また、有価証券の訂正は03、05、06、07、08年の5年分にわたり、1943万〜7164万円。ほかに、03年の金銭信託7800万円余も訂正した。

 多額の資産の記載漏れについて、鳩山首相の秘書は「(首相の)資産管理会社に預けていたもので、隠し資産ではない。管理会社とのコミュニケーション(不足)が原因で、資産報告書を作る方に(資産の存在が)正しく伝わっていなかった。(資産を)取得した経緯は(首相)本人に聞かないと(分からない)」と話した。【政治資金問題取材班】