航空事情

A級航空母艦RoyalNAVY

主要目
  • 船体
    • 全長:243.8m
    • 水線長:219.6m
    • 全幅:28.8m
    • 吃水:8.4m
    • 飛行甲板長:242.9m
    • 飛行甲板幅:29.3m*1
    • 基準排水量:22,000t*2
    • 満載排水量:27,300t*3
  • 機関
    • 主罐:アドミラルティ式水管罐 6基
    • 主機:パーソンズ式オールギヤードタービン 3基
    • 軸数:3軸
    • 出力:102,000hp
    • 航続力:20ktsで7,600NM
    • 速力:31kts*4
  • 装甲
    • 水線部:4.5" (114mm)
    • 飛行甲板:2.5"
    • 格納庫甲板:1.36"
  • 搭載火器
    • 対空火器
      • 45口径11.4cm Mk.III 連装高角砲(Mk.III-UD) 8基
      • 45口径40.5mm 八連装機銃 6基
      • 12.7mm四連装機銃 8基
  • 航空艤装
    • 搭載機数:72機*5
    • エレベーター:3基*6
    • カタパルト:2基
    • 航空燃料搭載量:100,000(英)ガロン
同級艦

1番艦 H.M.S.Ark Royal
34年度計画艦、起工1935年9月16日、進水1937年4月13日、竣工1938年12月16日
2番艦 H.M.S.Royal Arthur
35年度計画艦、起工1936年4月15日、進水1937年12月25日、竣工1939年7月7日
3番艦 H.M.S.Albion
35年度計画艦、起工1936年6月6日、進水1938年2月14日、竣工1939年9月11日
4番艦 H.M.S.Avalon
35年度計画艦、起工1936年8月9日、進水1938年4月1日、竣工1939年11月9日

準同型(改A級航空工作艦
H.M.S.Holly Grail
37年度計画艦、起工1938年4月30日、進水1940年1月22日、竣工1942年3月3日

概要

35年に勃発した第二次南北動乱のさなかに発生した北大西洋海空戦の結果、艦隊航空戦力の拡充が必要との見方から、旧式のアーガス、イーグル代艦の早期建造を望む機運が高まると共に、ドイツ海軍の洋上航空戦重視路線*7を受けての、海軍戦備計画の見直しによって、35年度議会において、3隻の追加建造案が承認された。

また、これに続くイラストリアス級などの建造にあわせ、航空母艦の後方支援を担当する艦種として航空工作艦の建造が求められた結果、A級の設計を流用した*8聖杯級航空工作艦1隻が計画、承認され、航空艦隊の鼎として活躍するこっとなった。

このため、英海軍は艦隊直衛用に重装甲のイラストリアス級をファイター・レコンキャリアーとして専任運用、航空攻撃戦力としてはA級をもって役割を分担する思想が生まれ、艦隊演習などで戦術・作戦が構築されていくこととなった。

なお、第二次南北戦争の戦訓を反映して三番艦以降は簡易的な斜め飛行甲板として航空艤装を改設計し、航空機の運用能力を向上させている。
(エレベ−ター1基の減少よりも斜め飛行甲板の効果が大と運用評価がなされており、イラストリアス級が完全な斜め飛行甲板を装備するきっかけとなった)

後の第二次世界大戦では、同級4隻*9揃い踏みでの第一空母機動艦隊を編成、タラント襲撃作戦を皮切りに赫々たる戦果を挙げることとなる。

*1:三番艦以降33.3m

*2:三番艦以降23,500t

*3:三番艦以降28,800t

*4:三番艦以降30.5kts

*5:予定

*6:三番艦以降2基

*7:グラーフ・ツェッペリン級の前倒し着工と2番艦の連続起工

*8:整備可能機数の増大と代替機の提供、また機動艦隊に随伴可能な高速力

*9:航空工作艦1隻