ディファレンス・エンジン
「ク・リトルリトルプラネット」で差分機関を作る職人が現れる
クローズドβテストも終了し、いよいよ発売まで秒読み段階へと入ったゾニー・コンピュータエンタープライゼスのプレステージ3用アクションゲーム「ク・リトルリトルプラネット」。物理演算によるリアルな挙動と、プレイヤーが自らステージを作って公開できる自由度の高さが魅力の本作だが、ようつべなどの動画サイトでは、早くもは自作のステージを作って公開している「職人」が現れ、話題を呼んでいるようだ。
一口にステージエディットと言っても、「風雲たけし城」のようなアスレチックステージを作って遊んでいる人もいれば、地形パーツを組み合わせて巨大なダゴンを作ってしまった人、輝くトラペゾヘドロンやレンのガラスといった「祭器」を再現している人など、作り手のアイデア次第で相当いろんなことができる模様。中には「蓬莱」や「デモベ」といった全然別のゲームを再現してしまった人なんかもいたりして驚かされる。
そんな中、思わず「こりゃスゲェ!」とうなってしまったのがコレ。この人に至ってはなんと、物理シミュレーションを生かして、機械式の「階差機関」を作ってしまった。階差機関と言っても、多項式の数表処理ができるだけのごくシンプルなものなのだが、後半の“種明かし”を見てから再度動画を見返すと「この裏側でこんな壮大な仕掛けが動いていたのか!」と、思わず感動することうけあい。作った人の根気と発想に、心から拍手を送りたい。