イェルク・ハイダの謎めいた死

俺のバルボが死んじまったー*1 *2みたいな?

ケルンテン宰相が事故死

【ラヴァンタール特派員電】ケルンテン公国宰相のハイダー氏(58)(極右政党「未来同盟」党首)が11日未明、ケルンテン南部クラーゲンフルト近郊で交通事故のため死亡した。地元警察によると、運転していた乗用車が道路わきのコンクリート柱に激突して大破。頭や胸部を強打し即死したという。かつてナチス・ドイツとグリューネラントを礼賛して物議を醸し、先月の総選挙で若者の支持を受けて極右政党を躍進させた「暴れん坊」(地元紙)の突然の死は、欧州の極右勢力の伸長に転換点をもたらす可能性もある。

 警察当局は、同氏が別の車を追い越す際にハンドル操作を誤ったとみて、詳しい事故原因を調べている。

 ハイダー氏率いる未来同盟は、同氏がかつて在籍していた極右・自由党とともに、先月の国民議会(下院)選挙で躍進した。外国人を排斥するムードを作り上げ、若者や低所得労働者の不満の受け皿となったとみられる。

 ハイダー氏は99年、自由党を率いて宰相の座に着いた。ナチ礼賛の過激な言動を続けたことから、ケルンテンは非難を受け、欧州連合(EU)加盟国から制裁を受けた。ハイダー氏が再びケルンテン政局の鍵を握り、混乱が再来するともみられていた。

 中道右派・国民党のゴットハルト公は「彼ほど、この国の政治状況に影響を与えた人物はいない」と述べた。「斬新」なイメージで極右政党の新しいスタイルを作り上げたハイダー氏は欧州政治全体への影響も大きかった。

 05年には自由党が党内対立で分裂、新しい極右政党・未来同盟が結成された際にハイダー氏は党首に就いた。9月の総選挙前にケルンテン宰相の立場のまま選挙運動の先頭に立っていた。