ぐもんじ、ニュースになる

うに氏*1経由の情報。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070430-00000004-san-bus_all

コミュニティーエンジン ネット仮想空間に自然を再現 独特の世界、顧客呼ぶ

4月30日8時0分配信 産経新聞


 人気ゲームソフト「ドラゴンエスト」で知られるスクウェア・エニックス傘下のソフト開発会社「コミュニティーエンジン」(東京都渋谷区)が展開する、インターネット上の仮想世界サービス「gumonji(グモンジ)」が話題になっている。4年前の開設から数々の改良を経て、ユーザーは約1万人に達した。仮想世界サービスといえば米国発の「セカンドライフ」が有名だが、独特の世界観が利用者を引きつけているようだ。(田端素央)


 「グモンジ」は、自然の摂理が忠実に再現されたネット上の仮想空間。動物を飼ったり植物を育てたりして世界が変化していくのを楽しむ、地球を舞台にした「環境シミュレーションゲーム」だ。キャラクターのかわいらしさも売り物。動植物や土地などは互いに影響し合っており、プレーヤーの行動の一つ一つが世界を変化させる。

 ゲームでは、プレーヤー自身がルールに従って遊び方を考えたり、他のプレーヤーとのコミュニケーションを図る。実際に動植物の生態研究や他のプレーヤーとの協力で巨大な建築物を作ったケースもあるという。

 当初は無料でスタートし、平成17年から有料化した。セカンドライフ同様、アイテムなどを買う際は数百円程度が課金される仕組みだ。

 同社は、基本ソフト(OS)と応用ソフトの中間的な性格を持つ「ミドルウェア」と呼ばれるソフトの開発・販売を手掛ける。親会社のスクウェア・エニックスだけでなく、コーエーブロッコリーといった他社のオンラインゲームにもソフトが採用されるなど、技術力の高さが持ち味だ。

 同社の中嶋謙互CEO(最高経営責任者)は「グモンジは当社のミドルウェアをPRするための手段でもある。ゲーム本体も作れる能力があることを見せたかった」と話す。

 同社が「環境シミュレーション」というジャンルを選んだ背景には、国内ではオンラインゲームの普及が進んでいないことがある。現時点ではオンラインゲームを運営する技術を持っている会社が限られているうえ、ゲームのジャンルも限られている。このため、セカンドライフのように「ユーザー自身が世界を作り、なおかつ管理しやすい設計にできるもの」(中嶋CEO)を選んだという。

 「グモンジ」の今後の課題は規模の拡大。同社は、データを管理するサーバーを用いた「MMO(マッシブリー・マルチプレーヤー・オンライン)」と呼ばれるタイプのサービスへと再構築し、多数のプレーヤーが仮想世界の“住人”として同時にプレーできるスタイルに模様替えしていくという。

なお、この記事には訂正箇所があり、

 当初は無料でスタートし、平成17年から有料化した。セカンドライフ同様、アイテムなどを買う際は数百円程度が課金される仕組みだ。

のくだりは過去の一時期のみであり、再稼動後は完全に無料となっているので念の為。